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2. ゾウの耳 うそか本当か! 「電撃ショッカーの脅威」
たぶん本当なんだろうなって思ってしまうお話を書くことにします。

 北海道で鮭類の研究をされ、野生鮭研究所を開かれている小宮山英重さんに、「電撃ショッカー」を日本製としてHOGAが安価に作るべきか相談しました。電撃ショッカーの問い合わせは、年に数回あります。しかし、現在HOGAでは販売していません。
最も有名な海外品は、日本でとても高価です。この機器の特徴は、「ショックで浮き上がった魚も、時間が経てば再び泳ぐようになる。」というのが売り物です。
渓流の環境や、鮭科魚類の生態に詳しい小宮山さんは、以下のような経験の蓄積を持たれています。
 電撃ショッカーで捕獲したオショロコマの、体長20~25cmの降海型を水槽で飼育されました。しかしこの個体は、成熟せずに全てが死亡してしまいました。釣りや網、モンドリで捕獲した場合には成熟します。しかし電撃ショッカーで捕獲した個体を飼育すると、成熟せずに2年以内に死亡してしまうというのです。死んでしまうと産卵できないのは、誰が考えても当然理解できます。
「時間が経って泳いだから、元気でまた産卵も望める!遺伝子や魚体に影響がない!」と誰が断言できるのでしょうか。
 電撃ショッカーで浮き上がってくる生物は、全て「浮き袋」を持つ種類です。電撃ショッカーのスイッチを入れ、下流側で網で受ける。捕獲した生物は、計測や種の判別後に放たれる。でも本当に異常が無いのでしょうか?
浮き袋を持たないカジカをはじめとするハゼ科の魚類は、浮き上がりません。生息数が低いと言う人もありますが、浮いてこないから電撃ショッカーでの捕獲率が低いのです。

 電撃ショッカーを丁寧に使えば使うほど、あらゆる生物に大きな影響を与えることになります。小宮山さんは、「何度か使用した渓流では、魚の姿を見つけられなくなる気がする。」とまで話されました。
「環境調査のために電撃ショッカーを持たれている所は、是非使用をやめてほしい。」
「購入を考えているなら、是非やめてほしい。」と話されています。
私も、電撃ショッカーの開発はやめることにしました。生き物と自然が好きですから。

 小宮山英重さんにご連絡されたい場合は当方にお問い合わせください。皆さんのご意見をお聞かせください。  
2006.3.30 HOGA 保賀 昭雄
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